将棋 駒落ち 上達への道

駒落ちについて考えるブログです。

究極のハンデ戦~歩三兵~

将棋のルールを覚えた方が、ある程度の棋力の人と初めに指す手合が

「歩三兵(ふさんびょう)」です。

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王将と歩が3枚だけの「歩三兵」という手合は究極のハンデ戦と言えるでしょう。

しかし、ルールを知っているだけの下手が勝つのは実はとても難しいのです。

 

もし身近に将棋を覚えたばかりの方がいたら、ぜひこの手合で指してみてください。

下手の方をうまく勝利に導いて、ぜひ将棋の楽しさを体感していただきましょう!

 

駒の動かし方を書いてある紙を見ながらでかまいません。

対局は駒を落とした上手から始まりますよ。

初手は△8六歩と打つ一手!

放っておくと△8七歩成と歩を取られて、「歩」が「と金」に変わってしまいます。

棋は対話なり・・・

相手の指した手に対応することは非常に大事です。ここで下手はどう指すのが正解でしょうか。

 

まずは、取れるものは取ってみようと▲同歩

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しかし、空いたスペースに△8七歩と二枚目の歩が飛んできて、なんと角が死んでしまいます!

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角の逃げ場がなく、次にどうやっても歩で角がとられてしまいます。

価値の低い駒で価値の高い駒を取られてしまうのは大損。

一手前に戻ってみましょう。

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▲同歩と歩を取る以外に、△8七歩成を防ぐ手はないのでしょうか?

 

そう、ここでは▲同歩に代えて▲7八銀(または▲7八金)と指すのが良い手です。

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以下△8七歩成▲同銀と歩を取り返すことができるのです。

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△8六歩と打ってきても▲同銀と歩を取り返すことができます。

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△8七歩▲7九角と逃げれば、角を取られずに済みました。

79にいた銀が86の地点に移動したので、79のスペースが空いて角が逃げることができるのです。

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 上手は王を動かすくらいですが、次に下手はどうするべきでしょうか?

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次は「飛車」を働かすために、飛車の前にいる歩をズンズン突いていきましょう。

この歩が一歩ずつ前に進むことによって、28の「飛車」が「竜」に成って敵陣に侵入することができるようになります。

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・・・と、こんな感じで、上手を持つ方は助言をしながら、下手の方を勝利へ導いてみてください。

 

そして対局を通して駒の動かし方ルール「成り」についてなど)駒を取る、取られるの概念を覚えてくれれば完璧です!

 

初手の△8六歩に対する

▲7八銀△8七歩成▲同銀の3手、これが「3手の読み」、将棋の基本であり将棋の面白さが詰まっています。

 

次の一手を考えるのはめちゃくちゃ頭を使います。

余談ですが、私最近囲碁を始めてみました。完全に初心者で、「囲碁_初心者」と検索して、超基本的な考え方・打ち方を勉強しながらやっているのですが、これがめちゃくちゃ難しい。

相手が次に何を打ってくるか、そして自分は次に何を打つべきか、まったくわからないのです。でも、それを考えるのがめちゃくちゃ面白い。

そして、ふと思ったのは、私が将棋を始めた時もこんな感覚を味わったのだろうかということです。

今こんなにも将棋に熱中していられるには、最初に教えてくれた方が将棋の面白さに気づかせてくれたからなんですね。

 

ぜひ、将棋を楽しんでおられる皆さんは、将棋を知らない周りの方にも、その面白さを広めてほしいなと思います。

将棋盤を挟んだだけで大人も子供も関係なく、楽しく真剣に勝負ができるのが将棋のいい所。頭脳スポーツの面白さはたくさんの人に味わってほしいですね。

 

・・・ ・・・

 

あれ、歩三兵についての記事ですが、いつのまにか将棋について語り始めてしまいました。後で見返すと少し恥ずかしいやつだ。

 

まあとにかく、身近に将棋を覚えたばかりの方がいたら、ぜひ歩三兵で指してみてはいかがでしょうか。

 

下手の方が、上手の王を着実に追い詰めれるようになれば、次は八枚落ちです!