2017-01-01から1年間の記事一覧
香落ち上手四間飛車vs下手居飛車 初手から △3四歩▲7六歩△4四歩▲2六歩△4二飛・・・と進めるのが普通ですが、 △3四歩▲7六歩△4二飛(図)とする手もあります。 これは上手が△4四歩と角道を止めた相振り飛車にするのを嫌った意味があります。 対して下…
前回は上手三間飛車vs下手居飛車急戦の基本的な仕掛けを軽く紹介しました。 shogi81komaochi.hatenablog.com 今回は上手三間飛車の様々なバリエーションに触れてみたいと思います。 まず前回の形は「△8二玉△4一金型」でした。 他に「△7一玉△5二金左型」…
香落ち定跡の王道は、上手三間飛車vs下手居飛車急戦です。 それに対して居飛車は急戦で挑むのが多いですね。 もちろん持久戦も有力なんですが、将来的に飛車角交換の捌き合いになると上手の香がいないことがプラスに働く可能性もあります。 しかし急戦は急戦…
前回の記事の続きです。 shogi81komaochi.hatenablog.com 第2図の局面で、△5四歩▲5六飛と進むと上手が困っていることが分かりました。 第2図以下の指し手② △7五金(第10図) △7五金は▲5六飛を警戒した手で、定跡書では第10図で▲5九飛と引くと書…
前回の記事の続きです。少し手順が長くなるので、盤に並べてみるとよりわかりやすいかもしれません。 shogi81komaochi.hatenablog.com 前回の最後、▲9八香と上がった局面です。 △2四歩 ▲3七桂△2三銀 (第1図) 上手は壁銀を解消してきました。 下手は▲…
左の香車を落とす「香落ち上手」では、玉を右側に囲う(=振り飛車で戦う)のが基本的な指し方。 左側に玉を囲うと守りの香車がいないので非常に薄いです。 参考図の「舟囲い」は香落ちに向いていないのがお分かりでしょうか。 将来的に1二の地点に銀や飛車…
「銀多伝(ぎんたでん)」の定跡を見ていきましょう。 前回の続きです。 shogi81komaochi.hatenablog.com (再掲) 初手から △6二銀▲7六歩△5四歩▲4六歩△5三銀▲4五歩△3二金▲4八銀△5二玉▲4七銀△6四歩▲3六歩△6三玉▲3五歩△2二銀 (図) ▲4五歩と…
駒落ちの王道とも言える二枚落ち。 将棋道場だと6~7段級差くらい、プロ棋士とアマ三段くらいの手合いでしょうか。 今から二枚落ちの定跡を見てきましょう。 手合割:二枚落ち 初手から △6二銀▲7六歩△5四歩(第1図) 上手の手は人によって多少異なります…
将棋は通常枚20枚対20枚と同じ数の駒で対局します(平手戦)。 しかし棋力に大きな差がある場合、勝ったり負けたりの勝負を楽しむことは難しいです。 そこで、対等な勝負ができるようにするために行われるハンデキャップ戦が 「駒落ち」です。 駒落ちは下手…
将棋のルールを覚えた方が、ある程度の棋力の人と初めに指す手合が 「歩三兵(ふさんびょう)」です。 王将と歩が3枚だけの「歩三兵」という手合は究極のハンデ戦と言えるでしょう。 しかし、ルールを知っているだけの下手が勝つのはとても難しいのです。 …